ちょっといつもとテンションが違いますが。。 先日、息子を小児科へ連…
- 2017.02.26
- インスタ再掲載イラスト
- 1歳児息子, めい
ちょっといつもとテンションが違いますが。。 先日、息子を小児科へ連れていった時の話。
待合室で順番待ちをしていた所、二人の娘を連れたお母さんが慌てて受付にやって来た。
ソファに登りたいのに、無理矢理下ろされ怒る息子の相手をしながら、看護師さんとお母さんとのやりとりが聞こえてきた。
どうも病院の近くで霧雨の中を自転車に乗っていて、何が原因でそうなったかまでは分からないが、転倒したらしい。
その際、下の娘さんがヘルメットをしていたものの、頭を軽く打ったかもしれないので受診したいと。
上の娘さんは、見た目なんともなさそうだったが、看護師さんに一通り状況を説明し、お母さんが「お姉ちゃんは本当に大丈夫なんだよね?」と確認すると、その一言で泣き始める。 「本当は足を擦りむいていたけれど、自分より妹の事を優先しなければと思って言えなかった。お母さんが慌てていたから、これ以上言うとお母さんが可哀想だと思った」と…。
推定5~6歳。泣ける。
その言葉を聞いたお母さんは、ハッとし「ごめんね。痛かったね。怖かったよね。」と泣きそうな声で謝っていた。
いや泣いていたかもしれない。私は泣いた。
頭を打った下の娘さんは既に泣き止んでおり、お母さんにくっつきながら、待合室のテレビに写るアニメに夢中。
緊急なので診察室にすぐ呼ばれ、
検査した結果どこも異常なしだったよう。
お姉ちゃんも血も出ていない程の擦り傷。
たぶん二人とも怪我の痛みより、転倒時のショックとお母さんの不安を感じ取って泣いていたように見えた。
前置きが長くなったけれど、この親子を見ていて思ったのが「このお母さんのフォローは誰がするんだろう?」という事。
この一件を誰かに話して、お母さんを心配してくれる人はどの位いるんだろうか…と。
家庭によって対応は大きく変わるだろうが「何やってんだよ!」と責められたりするんだろうかと思うと、胸が痛む。勝手に。
自転車を転倒させたのはお母さんで、自業自得と言われてしまうと、そこまでの話なのだけど、私はどうしてもお母さんの味方側に立ってしまう。
ちょっとしたミスが命取り。それが育児。
私のような、子供が1歳ちょっとの新米母でもそう思うのだから、あのお母さんは常日頃から
意識していたハズ。
頭を打ったかもしれない娘を抱いて、自分の濡れた髪や肩には脇目も振らず病院に駆け込み、我慢しきれず泣いた上の娘に謝り、自分だってどこかしらを打ち痛いだろうに、そんな事はおかまい無しのお母さん。
きっとその対応が母として正しいし、 美しい。
でも母もただの人間。ミスもするし、完璧じゃない。
そして、あのお母さんはやるべき事をやっていた。
受付に来てから帰るまで、気になってずっと見てしまっていたが、素晴らしい対応だっと思う。
だから、転倒した事はお母さんのミスだったとしても、どうか、あのお母さんのご主人がフォローに回ってくれる方でありますようにと切に思った。 「君も驚いたね、大変だったね」の一言でいい。
フォローする人も理想はご主人だけど、義母でも実母でも誰でもいい。
児童館の先生でもいい。
お母さんをフォローしてあげて欲しい。
きっと怖かったと思う。
よく頑張ったと思う。
お子さん無事で良かったですね、お母さんも無事で良かったです。
と思った、そんな日でした。
長々とすみません。
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