【前回ポストの追記〜夫の夢〜】

【前回ポストの追記〜夫の夢〜】

知り合いがロバに乗っていた。

とても楽しそうに乗っていた。

それを見た僕は羨ましくなり、自分も乗る事にした。ロバに乗るのは初めてである。心が踊る。

ロバに乗るには金がかかるらしい。

2000円だと言う。

高い値段だが、ロバは意外に力強く知り合いを乗せて草原を駆け回っていた。

楽しそうである。

僕は喜んで2000円を払った。

ロバには乗り方があるらしく、手順を教えて貰い、ロバに跨がろうとした。

その時だ。

起きろと声がする。

ああ…またこの声だ。

さぁ楽しいことをするぞと心踊らせると、透かさず、且つけたたましく邪魔をして来る厄介な声である。

金を支払ってしまったのだ。

ロバに乗り終えるまで待てないのか。

もう少し、もう少しでロバに乗れるのに。

暫く無視して意地でも乗ってしまおう。

よし、乗ろ「おはよおはよおはよ〜!7時15分だよ!7時15分!」

毛布ベローーッ!

「ん〜…も〜!あと少しで2000円払ってロバに乗れるとこだったのに!(キレ気味)」

結局今日も、あの声に邪魔をされお預けを食らった僕である。

厄介だ。実に厄介な声である。

厄介な声の主は誰か。

厄介な事に僕の妻である。

実に…いや…

心から厄介である。