我が家に伝わる心霊教訓④
- 2021.12.12
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美津が実家から持ってきてしまった物を返した事で、
その後、加代が姿を現す事はなくなり、
この話を、葬儀に参列した大叔父から聞いていた私は「
大叔父から返ってきた言葉は、なんと「分からない」でした。
「分からない???どういう事??現場にいたんでしょ?」
というのも、加代の葬儀に参列した祖母始め親族は、
高価な物や金銭ではない事は覚えているそうですが、
参列した親族からすれば、
きっと参列しきれなかった親族や知人に、
この騒動のきっかけを作ってしまった美津はというと、
「きっとまた誰かに持って行かれないように、
住職の枕元に立たずに奥さんの方に出たのも、
しっかり返してもらうまで絶対に成仏したくなかったんだろうな。
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こう言う大叔父に、
私の夫には兄妹はいませんが、
私もきっと加代のように「
「そんなの人として常識でしょ?」と思っている方、
「実家だもん。そこまで気使わなくてもいいんじゃない?」
全てはその家自体の常識と相手次第で変わってくるとは思いますが
未だに加代が自死を選んだはっきりした理由はわかっていません。
加代が返して欲しかった物も誰も思い出せません。
美津は最後まで以前のような明るさを取り戻さないまま、
私は思うのです。
加代の自死の理由が最後まではっきりしなかった事、
美津が塞ぎ込んだまま亡くなった事、
なんともスッキリしない結末ではありますが、
結婚という契約はメリットが多いものだと私自身感じていますが、
結婚した相手には家族がいて親族がいます。
一人一人考えている事が違っていて常識も少しずつ違います。
自分とは違うその常識が自分の視野を広める事もあり、
皆さんは決して加代のようにも美津のようにもならないよう、
私も十分気をつけたいと思っています。
これにて我が家の心霊話、おしまいです。
ありがとうございました!
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